徹子の部屋に竹原慎二が出演 がんとの“付き合い”を語る 妻の手紙に涙
7月1日水曜日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日)には、ゲストで竹原慎二さんが出演します。竹原さんは、元ボクシングの世界チャンピオンです。そんな“世界最強”の竹原さんが、「がん」との闘病生活を語ります。放送はまだですがまとめます。
竹原さんってどんな人?
竹原さんは、ミドル級の元プロボクサーです。「ミドル級」は、全部で17階級ある中で5番目に重い階級であり、日本人がこの階級で勝つのはとても難しいとされています。
村田諒太さんが、2012年のロンドンオリンピックでこの階級で金メダルをとりました。とても重くて強い階級であることがわかると思います。
竹原さんは、学生時代は“ケンカ”に明け暮れたといいます。チャンピオンになってからバラエティ番組にも出始めましたが、私が記憶しているのは、竹原さんがナイナイの番組に出たときに学生時代の仲間との写真を公開し、
「みんな口ばっかりで弱い」
と発言。矢部っちが
「あんたが強すぎたんや!」
と突っ込んだ、そんなシーンです。
そして、無敗のままプロ24戦目で初挑戦した試合で勝ち、日本人初のミドル級の世界王者になりました。
〔動画〕竹原慎二の現役KOシーン集 ここまで強い You Tube
この動画をみて思い出しました。狙いすました「右ストレート」。あれが強烈だったのです。
引退後タレントに
引退後タレント活動を始めた竹原さんですが、何せ“笑わない”。常に“平常心”でいます。チャンピオンになりニュース番組に出演、若いアナウンサーから「お金は何に使うんですか?」と不躾(ぶしつけ)な質問をされ、まったく表情を変えずにほとんど無視でした。
そんな竹原さんの人気が上昇したのは「ガチンコファイトクラブ」です。いろいろあったので、詳しく触れることはしませんが・・・。
がんとの闘いを語る
[記事]竹原慎二、壮絶ながん闘病明かす「毎晩泣いた」 ORICONSTYLE 2014.11.21
2014年の11月21日に放送された「爆報!THEフライデー」に出演のおり、竹原さんは、がんとの闘病生活を明かしました。
闘病生活の中で竹原さんが気付いたのが、“自分が家族から愛されていたということ”。
“病気”の意味についてこんな話を聞いたことがあります。なぜ病気になるのか?それは、“優しさを思い出すため”。
“優しさ”というのはもともと誰もが持っているもの。ところが、社会の厳しさの中で揉(も)まれるうちに、ついついそれを忘れてしまいがちです。
病気になって自分が“弱い立場”に立ったときに、もともと持っていたその“優しさ”が思い起こされることがあるようです。
徹子の部屋では妻の手紙
「徹子の部屋」では、番組表によると、やはり妻や子供、竹原さんを支えた家族に話は及ぶようです。奥さんから届いた手紙が読み上げられます。
通常、がんは5年経過しても再発がない場合に“治った”とみなされます。ということは、竹原さんはまだ“がんと付き合う”最中ということです。
文章中、「闘病」という言葉も用いましたが、私は「病気と付き合う」という表現を用います。ですから、「がんと付き合う」というタイトルにしました。