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保土ヶ谷権太坂交差点を旧東海道へ 境木地蔵の伝説が面白い

公開日: : 観光・旅行

箱根駅伝往路第2区


「鶴見―戸塚」で選手は横浜市の中心地を走ります。横浜駅から保土ヶ谷駅を通過して戸塚へ。その途中に「権太坂」という“心臓破りの坂”があります。

足成横浜1

私は横浜に住んでいた頃、自転車でよく権太坂を通っていましたが、さすがに乗ったままこの峠を越えることはできませんでした。

さて、現在は「国道一号線」と呼ばれるこの道はかつて「東海道」とよばれていました。多くの人々が行きかったこの界隈にはいろいろと面白い話があるのです。

権太坂の途中に「権太坂上交差点」があります。「箱根駅伝」のランナーたちはそのまままっすぐ坂を上りますが、ここを右に曲がります(こちらは旧東海道とよばれていました)。スーパー「サミット」がある交差点です。



「境木」とは?


そこにもなかなかきつい坂が待っていますが、それを上りきると「境木地蔵」をまつったお堂があります。運がよければそこから正面に富士山が見えることもあります。

「境木」という地名から連想されるように、ここはかつて「境」だったのです。「武蔵国」と「相模国」の国境でした。


かつてそこには「茶屋」があり、旅人たちはそこで富士山を眺めながら旅の疲れをいやしていたのでしょう。

足成旧東海道
旧東海道一部



境木地蔵伝説とは


この「境木地蔵」にはこんな伝説があります。神奈川県の腰越(腰越)に流れ着いた一体の地蔵。ひとりの漁師が夢の中で地蔵からこんなことを告げられます。

「江戸の方へ行きたい、途中で止まってしまったらそこに放置してかまわない」

漁師は「お告げ」のとおりに地蔵を運びました。そしてここ「境木」で「止まった」のです。

地蔵をたくされたある村民は夢の中で地蔵からこんなことを告げられます。

「お堂をつくって安置してくれればこの村を賑やかにしよう」

この「お告げ」のとおりに村民はお堂をつくりました。それがこの「境木地蔵堂」なのです。

さて、それで村はどうなったか?そのお堂を訪れる人々でそこはにぎわうようになり「ぼた餅」屋ができるなど村は活性化したそうです。



お礼参りとは


足成地蔵

初詣は行きましたか?私は職場の近くの神社?のようなところ(鳥居はあったので神社だろう)に行きました。

私はお願いごとは一切しないのです。「ありがとうございます」と「お礼」をしにいくのです。文字通り「お礼参り」です。

この「境木地蔵」の伝説、それが事実かどうかはおいておいて、このような「伝説」によって「お参りすることはお願いすること」と日本人が思うようになってしまったのではないかと想像ができます。

夢で「村を賑やかにしよう」とお地蔵さまが言ってくれた。お地蔵さまにはそのような力がある。だから誰もが「お願い」に行くわけですね。

ところが「願い」という言葉の語源は「ねぎらい」ですから、本来はお地蔵さまや仏様を「ねぎらい」に行くのが言葉からすると正しいのです。

足成神社

「お疲れ様です」「ご苦労さまです」が「ねぎらいの言葉」でしょうか。ただ「神」レベルの方々が「疲れている」「苦労している」感じではありませんから、やはり「ありがとうございます」がしっくりきます。





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