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皆既日食、日本では次回は2035年。これらの現象の「哲学的な」意味とは?

公開日: : 社会

「国立天文台ホームページ」によると、日本では、次回は2035年の9月2日に皆既日食が見られます。
 前回は、2009年7月22日、日本の陸地では46年ぶりの皆既日食が観察されました。

こちらから動画を見ることができます。

「日食」とは、月が地球と太陽の間に入り、太陽からの光が遮られることです。地球から見ると、月が太陽に覆いかぶさっているように見えます。
「日食」には、「皆既日食」と「部分日食」があり、見る場所によって異なります。2009年の日食では、屋久島や奄美大島などで皆既日食が観られ、本土の各地で部分日食を観ることができました。

 さて、先日のブログで書いたように、「日食」は現代と昔とではまったく違う意味をもっていました。
「恐怖」というのは、あくまで文献から見えてくることですが、それを科学的に検証することはできるのでしょうか。国立天文台の「1000年以上昔の日食について確認するには?」に対する答えは、「千年以上昔の皆既日食・金環日食については、ある場所で見えたかどうかを確実にお答えすることができません」(国立天文台ホームページ)でした。

 かつての人々にとって「日食」が「災いをもたらすもの」という意味をもつことを話しましたが、現代に生きる私たちにもその感覚は理解できると思います。私の知人には、大きな買い物(数千万)をするときに、天気が「快晴」だったらそれを「ゴーサイン」と捉え、「大雨」だったら「考え直す」という方がいましたが、思い当たるところは誰にもあるのではないでしょうか。

「天体現象」や「自然現象」がどのような意味を持つか、という問いにはこんな話もあります。

 仏教の禅に、「江月照らして松風吹く 永夜の清宵、何の所為ぞ」という公案があります。言葉の詳細な意味はここでは必要がないので省きますが、これは、「ある美しい景色があり、それについて『どんな意味があるのだろうか?』という問いかけです。あくまで、私が教わった解釈ですが、これは「反語」で、言いたいことは、「このような美しい景色にも意味はない」なのです。

 太陽の周りを地球が回り、そして地球の周りを月が回る。それを見る私たちの場所によって、それは「日食」という現象になるわけですが、太陽と地球と月が相談をしてそういう現象を起こしているわけではありません。それを見て、人間が「美しい」と思うかどうかも太陽たちにとっては与(あずか)り知らぬことです。
 つまり、それを「美しい」と思うのは、乱暴な言い方をすると、人間が勝手にそう思っているだけなのです。ということは、「日食」が起こらなくても、あらゆる現象を「美しい」と思うことはできるということです。

まとめ
 書きながらいろいろなことが掘り起こされてきたので、まとまりのない文章になりました。「日食」という美しいイベント。実は、そこにすら「美しい」という意味は存在しません。あなたがそれを「美しい」と感じた瞬間に、それはあなたにとって美しい現象になったのです。ということは、私たちは「日食」ばかりではなく、日常生活の様々なものに美しさを見出すことができるはずです。ちなみに、私が掲載している写真集は、私が日常生活を生きる中で、私が「美しい」と思った瞬間を撮影したものです。

 

 
 

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