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「逆送」とは?そもそも少年に罰則はない!「少年法」を知る その2

公開日: : 社会

 少年とは、20歳に満たない者、のことです。そのうち、ここでは、満14歳以上で罪を犯した「犯罪少年」について説明します(14歳以下だとまた違います)。


 犯罪少年は、これは成人と同じように、警察や検察の取調べを受けます。そして家庭裁判所に送致されます。ここで違うのは、それは起訴ではない、ということです。

 成人の場合、罪を犯してしまうと裁判所に起訴されます。それは前回学びました。裁判所は「刑法」に基づいて審判をくだします。
 前回、「刑事訴訟法を守るのは行政である」と言いましたが、では、刑法を守るのは誰かというと、それは、裁判官、なのです。

 まず、刑法の条文を見てみましょう。たとえば、第235条は、

他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する

 ここには、窃盗をしてはいけません、とは書いてありません(もちろん、していい、とも書いてありません)。「こうやったらこういう罰則がある」という罰則が規定してあるのです。

「刑法を守るのは裁判官」ということの意味は、「裁判官は、刑法に定められた以外の罰を与えてはいけない」なのです。
 窃盗をした場合に、裁判官が勝手に、「罰金1億だ」と決めることはできないということなのです。


 このように一般的な裁判では、裁判官は「刑法」を守らなければいけません。では、少年の裁判(家庭裁判所)で、裁判官は何に従うかというと、それが「少年法」なのです。

「少年法」は、「刑法」とは違い、罰則規定はありません。では、どういう判断がなされるかというと、

保護処分決定
検察官送致
不処分
都道府県知事又は児童相談所送致


です。

 この中に「検察官送致」というのがあります。これが、「逆送」です。「少年法」はそもそも罰則を与えるものではありませんでした。ただ、中には、これは罰則を与えるべきだろう、という事件もあります。そんなときに、逆送、そして起訴され、裁判にかけられるのです。ただ、このときに、罰則が軽減されます。


まとめ
「逆送」という言葉の意味は、「犯罪少年が家庭裁判所から検察官に送致されること」でした。普通は、検察官→裁判所の順番ですから、「逆」なのですね。
「逆送」という言葉を切り口にして、2回にわけて書きたかったことは、繰り返しになりますが、「法律は誰が守るもの?」です。そしてそれは、「誰が破ることができるか?」という視点でみると理解ができます。そして、そういう視点で見てみると、私たち庶民が守らなければいけない法律はそんなにたくさんはないことに気が付きます。


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