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〔動画〕OKGoが中国で出演したCMが話題に。錯覚のトリックを利用した映像の見過ぎに注意

公開日: : メディア

 OK Goが、自身の公式ホームページで、中国の家具メーカー「Red Star Macalline」のCMに出演をしたことを話題にし、そのCMが面白い、と日本のメディアでも取り上げられています。OK Goは、アメリカの4人組ロックバンドです。

 そのCMは、

okgo.net(OK Go公式ホームページ)

からみることもできますし、

〔動画〕OK Go – Red Star Macalline Commercial

からもご覧になれます。


メンバーによるCM紹介で、そのCMの映像は自身のビデオ「The Writings on the Wall」のreferenceだ、と言っています。referenceは日本語で「参照」という意味なので、OK Goがどんな作品を作っているのかを知りたければそのCMを参照してください、というような意味でしょうか。

OK Go – The Writing’s On the Wall – Official Video


 映像の特徴は、視覚のトリックを用いていることです。家具メーカーのCMでは、メンバーの二人が部屋の中、床から壁、壁から天井を歩くという圧巻のシーンがあります。
 そのトリックは単純で、カメラと一緒に本当にセットの部屋が回転しているのです。それをみる私たちは、部屋は固定している、という思い込みがあるので、あたかもメンバーが壁や天井を歩いているかのように見えてしまうのです。

 
 私たちは、物事をありのままに見るということはなく、記憶によって見ているつもりになっています。ありのままに見るというのは脳にとってたいへんエネルギーのいる作業なので、特に行き慣れている場所などは、「見ている」と思い込まされているだけで、本当はほとんど見ていません。


 タイトル画像は、有名な「チェッカーシャドウ」です。AとBは同じ色なのですが信じられますか?なぜこのようなことが起こるかというと、脳が、「影がかかっているところは暗い」「光が当たっているところは明るい」と思い込み、影がかかっているところはより明るく見えるように、光が当たっているところはより暗く見えるように、勝手に調整をしてくれるからです。
 私たちは、色についてもありのままに見ているわけではなく、「だいたいこんな色だろう」という記憶に基づいて適当に調整をしながら見ているようです

 見る基準は、記憶と後は重要度です

 最近こんなことがありました。私は生まれて初めての腰痛をやりました。仕事に行く途中、腰を痛めないようにゆっくりと気をつけながら駅を歩いていました。そこで気が付いたのが、杖をついたり足を引きずって歩いている人が意外にたくさんいることです。
 もちろん、急にそういう人たちが増えたわけではありません。これまでもいたのでしょうが、私には見えていなかったのです。
 自分が多少なりとも歩行が困難になったことで、そのことの重要度が上がり、見えるようになったということです。


 そういうことを理解してから再びOK Goの映像をみると、「見えている」という私たちの思い込みをずいぶん利用しているんだな、ということがわかります。

「The Writings on the Wall」のビデオでも、たとえば、「シャツというのはこうだな」という思い込みで見ているので、色のトリックにだまされて、「ああ」となるのですね。


まとめ
 私たちはありのままを見ていない、記憶による思い込みで見ている、ということを理解していると物の見方が深まります。OK GoのCMを見ていても単純に「驚いた」というばかりではなく、「こういう思い込みで見ていたからこうなったんだな」ということがわかるようになります。
 ちなみに、人間には、「自分を驚かせる相手を信頼する」というハイパーラポールという心理があります。あまりこのCMを見過ぎると、OK Goやこの家具メーカーを信頼するようになり、家具が買いたくなってしまうかもしれません。そういう効果を狙ってのCMかもしれませんが。


 


 

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